酵素玄米(寝かせ玄米)の効果とは?
ダイエット・美肌に嬉しい健康食
その優れた栄養価からスーパーフードと呼ばれている「玄米」。
その玄米を3日間ほど保温し発酵させて作る「酵素玄米」。
寝かせる事で美味しさはもちろん、
通常の玄米と比べ栄養価もぐっとアップします。
この記事では、酵素玄米の栄養価や、美容効果、
酵素玄米と寝かせ玄米の違いなどを詳しく解説致します。
酵素玄米とは?
酵素玄米は、玄米の炊飯後に3~4日程保温状態にして発酵させて作られます。
モチモチとした食感や甘味が特徴で、通常の玄米よりも栄養価が高く、
代謝を活性化させることが期待されています。
どうして酵素玄米は発酵することで栄養価が増すの?
発酵させることで酵素の動きが活発になり、
玄米に含まれる食物繊維やビタミン、ミネラル・アミノ酸、
GABA(ギャバ)の栄養素が分解され、より吸収されやすくなるためです。
「酵素玄米」と「寝かせ玄米」の違い
「寝かせ玄米」と「酵素玄米」は同じ。
実は2つとも炊飯後に保温して寝かせるというプロセスは同じです。
寝かせ玄米」は「株式会社結わえる」さんが販売・特許技術の
特殊な圧力釜で炊飯し、生成された商品名の事を指します。
※「寝かせ玄米®」は結わえるの登録商標です。
酵素玄米は低GI商品
玄米はヘルシーなイメージがありますが、白米と比べるとカロリーや糖質量に大きな差はありません。
なぜ玄米がダイエットに有効と言われているかというと、秘密はGI値にあります。
酵素玄米に含まれる玄米も小豆も低GI商品の為、食後の血糖値の上昇をゆるやかにする事が期待されています。
血糖値の上昇がゆるやかだと、糖を処理するために分泌される「インスリン」の量が控えめになるのです。
インスリンには脂肪の合成を促したり、分解を抑制したりする働きがあるため、
血糖値の上昇がゆるやかな酵素玄米は太りにくいといえるのです。
酵素玄米の栄養成分・栄養価
玄米は白米に比べ豊富な栄養素を含んでいます
◎ビタミンB群
玄米は白ご飯よりビタミンB群を含むビタミンが多く含まれています。
ビタミンB群は「代謝」を助け、体調を整える働きがあります。
ビタミンB1は糖質の代謝に、ビタミンB6はたんぱく質の代謝に関わっています。
◎食物繊維
酵素玄米には白米に比べると約6倍、1食分(150g)あたり
約6.5gの食物繊維が含まれています。
食物繊維は腸内環境を整え血糖値をコントロールする、
コレステロール値を下げる、
便秘を解消するなどの効果が期待できます。
毎日の食事を白米から玄米に置き替える事で
不足しがちな食物繊維を補う事ができます。
◎ミネラル(鉄分・亜鉛・マグネシウム)
玄米は三大栄養素の1つである鉄分やマグネシウムなどのミネラルも豊富です。
ミネラルには、カルシウムのように丈夫な歯や骨を作り、
血液をきれいにする働きがあります。
酵素玄米はダイエットや美容に効果的なの?
ダイエットや美容に関心がある人が好んでいるイメージの「酵素玄米」。
どんな効果が期待できるのでしょうか。
◎栄養素がもたらすダイエット効果
豊富な食物繊維は腸内環境を整える効果があるため、
便秘を改善し、代謝を向上させることができます。
また、ビタミンB1は糖質の代謝を促進するため、
脂肪が蓄積するのを防ぐことができます。
便秘は美容やダイエットにおいては解決問題の1つ。
玄米を食べ、排出しやすい身体に整える事も大切です。
◎よく噛むことで満腹感が得られる
玄米はぬかに覆われているため、少し硬さがあります。
そのため、よく噛んで食べるようお勧めしています。
よく噛むことで満腹感を促し食べ過ぎを防ぐことができます。
◎GABAによるリラックス効果(暴飲暴食を抑える)
酵素玄米には、GABA(γ-アミノ酪酸)というアミノ酸の一種が含まれます。
GABAには抗ストレス効果や安眠効果があるとされ自律神経を整え、
落ち着かせてくれる効果が期待できます。
GABAを摂ると副交感神経が有意になり、脳や神経の興奮を抑え、
血圧の降下作用が期待できるだけでなく、
仕事や勉強を捗らせてくれるなどの機能でも注目されています。
◎あずきに含まれる嬉しい効果
酵素玄米を炊くときに入れる小豆にも嬉しい効果が。
➀デトックス効果
あずきに含まれる”サポニン”には脂肪や糖質の吸収を抑え、
解毒を促す効果があります。
またカリウムを多く含むため利尿作用があり、
むくみが取れてスッキリします。
②ポリフェノールで*アンチエイジング
あずきにはポリフェノールやサポニンが多く含まれています。
ポリフェノールには抗酸化作用、アンチエイジング、
生活習慣病の予防などの効果が期待できます。
*アンチエイジングとは年齢に応じたケアの表現の事です
美味しい酵素玄米の作り方
材料
玄米 :425g
あずき:25g
塩 :2.4g
1.玄米を洗う
まずは玄米と小豆(乾燥小豆)をボールに入れて、軽く洗います。
玄米や小豆についたゴミやホコリなど流します。
玄米は最初の水をよく吸収するので一回目の水はすばやく捨てて下さい。
2.泡だて器でかき混ぜる
泡だて器を使用して、円を描くように力強くよくかき混ぜます。
玄米は固い殻に覆われているため、玄米の表面に傷がつくことで、
浸水しやすくなり、ふっくらと炊きあがります。
3.塩と水を加える
水を3~4回ほど入れ替えもみ殻などがなくなってきたら塩と水を加えます。
水の量は炊飯器のメモリに従って適量を入れてください。
4.浸水させ炊き上げる
1時間ほど浸水させ炊飯を行います。
「玄米モード」がある場合は「玄米モード」で、
ない場合は通常の炊飯モードで行ってください。
5.保温状態のまま3日程寝かせる
炊き上がったら、保温状態のまま3日程発酵させます。
保温中は表面が乾燥しないように一日に一回しゃもじを使って大きく全体を返します。
乾燥が気になる場合は、ラップや濡れ布巾を表面にかけると防げます。
炊飯後、3~4日後が食べ頃です。
おすすめの玄米
「みゆきかぁちゃんの美味しい玄米」
兵庫県加東市の「キヌヒカリ」 2㎏・5㎏
酵素玄米を炊くなら水分を多く含んだ
「みゆきかぁちゃんの玄米」がおすすめ。
モチモチとした食感とほんのりとした甘みで
クセがなく美味しくいただくことができます。